以前にビルドして ZIP にする PowerShell スクリプトを作成しましたが、
そのときはプロジェクトごとに NuGet でインストールする方法を前提としていました。
今回は各スクリプトを Visual Studio の外部ツールとして登録する方法も便利だとわかったため、その利用手順を紹介します。
設定手順:
- Build-Release/Downloads (GitHub) から最新版をダウンロードして、任意のフォルダーに PowerShell スクリプトを展開する
- Visual Studio のメニューで [ツール] – [外部ツール] を選択して各スクリプトを追加する
- タイトル: 任意
- コマンド:
powershell.exe
- 引数:
-ExecutionPolicy Unrestricted "C:\scripts_folder\KTools.xxx.ps1"
- 初期ディレクトリ:
$(ProjectDir)
- 右の ▶ ボタンで選択できる
- KTools.VersionIncrement.ps1 は
$(SolutionDir)
でもよい
- 出力ウィンドウを使用: オン
以上の設定で、「プロジェクト フォルダー上で PowerShell スクリプトを実行する」ためのメニューが
Visual Studio の [ツール] メニューに追加されました。
実行するには、対象のプロジェクトのファイルを開いているときにメニューからそれらを選択します。
[出力ウィンドウを使用] がオンに設定されていると、ログが Visual Studio に出力されます。
このように Visual Studio の外部ツールを利用することで、
バージョンアップ、Release ビルド、ZIP 作成が Visual Studio から簡単にできるようになりました。
このツールは .NET Framework プロジェクト形式向けに提供していますが、
次回は .NET Core プロジェクト形式向けのツールを追加します。
テスト済バージョン
Visual Studio 2017
参照
Build Release (GitHub)
外部ツールの管理
Visual Studioの外部ツール機能を活用してみよう
ビルドして ZIP にする PowerShell スクリプト