Azure Table の検索条件を LINQ で指定する

Azure Storage の SDK (Windows Azure Storage) を利用して .NET のクライアントから Table のデータを取得する際に、
検索条件を指定しようとすると、通常の実装では次のようなコードになり少し複雑です。
この例では、フィルター条件を 2 つ指定しています。


var query = new TableQuery<Person>()
    .Where(TableQuery.CombineFilters(
        TableQuery.GenerateFilterCondition("PartitionKey", QueryComparisons.Equal, "2015"),
        TableOperators.And,
        TableQuery.GenerateFilterConditionForInt("Age", QueryComparisons.LessThan, 20)));

var result = PeopleTable.ExecuteQuery(query).ToArray();


ここで、Person  は TableEntity を継承したクラスで、PeopleTable は CloudTable 型のオブジェクトです。

結局、上記の Where メソッドに渡されるのは、

(PartitionKey eq ‘2015’) and (Age lt 20)

という文字列になります。
これなら string.Format メソッドでもよいのではないのかという気もしますが、
プログラミングのミスを防ぐためには、フィルターや射影などの検索条件は LINQ で指定したいところです。

検索条件を LINQ で指定する方法として TableServiceContext クラスを使う方法もあるようですが、
現在は Obsolete 属性が指定されており、非推奨となっています。

とはいえ、自力で IQueryable<T> を実装するのも骨が折れるので、
ここでは簡易的に、TableQuery<T> の拡張メソッドとして Select および Where メソッドを実装していきます。
ラムダ式で指定された検索条件を式ツリーとして受け取って解析し、動的にクエリを生成します。

このような TableHelper クラスを実装することで、Azure Table の検索条件を LINQ で指定できるようになります。
ただし、文字列の不等式については、String クラスの演算子として不等号が定義されていないため、

p.LastName >= "W"

と書くことができず、

p.LastName.CompareTo("W") >= 0

のようにせざるを得ませんでした。

 

作成したサンプル
ExpressionsConsole (GitHub)

バージョン情報
Windows Azure Storage 6.0.0

参照
Windows Azure Storage
Expression<TDelegate> クラス
TableQuery<TElement> Class

Windows Azure Storage Extensions
テーブル サービスに対する LINQ クエリの作成 (古い形式)
TableServiceContext Class (古い形式)

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