Google Glass を Windows PC に USB で接続して、画面をリアルタイムで複製して表示する方法を紹介します。
画面表示のためのツールとしては、Android Screen Monitor を利用します。
(Google Glass に限らず、Android であれば表示できます。)
なお、ここでは非開発環境を想定し、なるべく最小限のセットアップにしたいと思います。
(1) Java Runtime Environment (JRE) をインストールします。
(2) Android SDK のページで [VIEW ALL DOWNLOADS AND SIZES] を表示し、
[SDK Tools Only] の android-sdk_r23.0.2-windows.zip をダウンロードして、任意のフォルダーに展開します。
ここでは、C:\android-sdk に展開したと仮定して進めます。
(3) Android SDK Manager を起動し、次のものをインストールします。
- Android SDK Platform-tools
- Google USB Driver
なお、企業内環境など、プロキシを利用して通信する場合は、
Android SDK Manager の [Settings] で [HTTP Proxy Server] および [HTTP Proxy Port] を指定しておきます。
(4) Android Screen Monitor (ZIP ファイル) をダウンロードして、任意のフォルダーに展開します。
(5) 展開したフォルダー (asm.jar の存在するフォルダー) で、次の内容の BAT ファイルを作成します。
asm.bat
set PATH=%PATH%;C:\android-sdk\tools\
set PATH=%PATH%;C:\android-sdk\platform-tools\
java -jar asm.jar
(6) Google Glass 上で [Setting] → [Device Info] と移動し、[Turn on debug] と表示されたらタップします。
タップすると、[Turn off debug] に変わります。
(7) Google Glass を USB ポートに接続します。
初回の接続時に、ドライバーのインストールを試みるはずです。
ドライバーのインストールでエラーが発生した場合、
デバイス マネージャーを起動して Google Glass を探し (「Glass 1」と表示されているはず) 、
[ドライバー ソフトウェアの更新] を実行します。
ドライバーの場所を手動で
C:\android-sdk\extras\google\usb_driver
と指定します。
成功すれば、Android Device として認識されるようになります。
(8) Google Glass との接続が成功すると Google Glass 側に通知されるので、次のようにしてアクセス許可を与えます。
- [Trust this computer?] と表示されたらタップする
- [Always allow] と表示されたらタップする
以上で設定は完了です。
asm.bat を実行して Android Screen Monitor を起動させ、
対象のデバイスを選択すれば Google Glass の画面が表示されます。