XAML を画像ファイルに変換するツール (正確には、プロジェクト テンプレート) の XAML to Image を公開しました。
まずは基本的な使用方法を紹介します。
Blend for Visual Studio で XAML を編集します。
[F5] キーを押して実行すると、いろいろな種類の画像ファイルが作成されます。
実行したアプリは自動的に終了し、出力フォルダーがエクスプローラーで開きます。
複数のサイズや、図形の色を黒に変えたバージョンを作成するように設定できます。
基本的な操作の説明は以上です。
アイコンを作成するのに便利だと思います。
以下では、セットアップと設定の方法を紹介します。
■ セットアップ
(元の内容は XAML to Image の Wiki の Setup にあります。)
セットアップの方法は、プロジェクト テンプレートを配置するだけです。
まず、Download から、次のプロジェクト テンプレート ファイルの最新版をダウンロードします。
- csXamlToImage_Blend_xxx.zip
- csXamlToImage_VS_xxx.zip
Blend 用のセットアップ
"%USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2012\Blend\ProjectTemplates" フォルダーを開きます。
そこに csXamlToImage_Blend_xxx.zip をコピーします。
これで、[XAML to Image] のプロジェクト テンプレートが表示されるようになります。
Visual Studio 用のセットアップ
"%USERPROFILE%\Documents\Visual Studio 2012\Templates\ProjectTemplates\Visual C#" フォルダーを開きます。
Windows フォルダーを作成し、そこに csXamlToImage_VS_xxx.zip をコピーします。
これで、[XAML to Image] のプロジェクト テンプレートが表示されるようになります。
なお、[.NET Framework 4.5] 以降を選択していないと表示されません。
■ 設定
(元の内容は XAML to Image の Wiki の Usage にあります。)
MainWindow.xaml 上には、設定項目がいくつかあります。
- File name: 出力される各ファイルの名前の基礎となる文字列です。画像形式は拡張子から自動的に判断されます。
- Black version: 図形の色を黒に変更したバージョンも出力するかどうかを示す値です。
- Image sizes: 出力される画像ファイルのサイズの集合です。Size 構造体の値を指定します。
以上です。
あとは、[MainCanvas] という名前の Canvas の上で自由に画像をデザインするだけです。
次の例のような使い方もできます。
- MainCanvas の親の Border の Width と Height を変更する
- MainCanvas の Background を変更する
- 既存の画像ファイルを使用する
出力は次のようになります。
XAML ファイルや出力された画像ファイルの例は Images にあります。
バージョン情報
Visual Studio 2012 以降