Kinect for Windows SDK のセットアップ

Kinect for Windows SDK のセットアップの方法や注意点について記述します。
開発環境と非開発環境では方法が異なります。
(追記: 当初は v1.7 向けに書いていましたが、v1.8 向けに修正しました。
v1.8 は、v1 系の最終版になると思われます。
v2 系については、Kinect for Windows v2 のセットアップに書きました。)

 

■ 開発環境におけるセットアップ

開発環境には、次の SDK をインストールします。Downloads/Docs からもアクセスできます。

最低限、Kinect for Windows SDK に含まれる Kinect for Windows Runtime がインストールされていないと、
Kinect for Windows を接続しても動作しません。
また、これらの新しいバージョンをインストールすると、以前のバージョンは削除されます。

インストール後の接続確認をするには、「Developer Toolkit Browser」を利用するとよいでしょう。
これには多数のサンプルが含まれています。

環境変数については、Kinect for Windows SDK をインストールすると

  • KINECTSDK10_DIR=C:\Program Files\Microsoft SDKs\Kinect\v1.8\

が、Kinect for Windows Developer Toolkit をインストールすると

  • KINECT_TOOLKIT_DIR=C:\Program Files\Microsoft SDKs\Kinect\Developer Toolkit v1.8.0\

が追加されます。

 

Kinect for Windows SDK に含まれているアセンブリは Microsoft.Kinect.dll と Microsoft.Speech.dll で、
これらは GAC に入ります。
Visual Studio の参照マネージャーでは [アセンブリ] – [拡張] から選択できます。

参照マネージャー

 

一方、Kinect for Windows Developer Toolkit に含まれているアセンブリは GAC に入りません。
したがって、Visual Studio の参照マネージャーでは右下の [参照…] から追加することになりますが、
前述の環境変数を利用して、プロジェクト ファイル (.csproj) において例えば次のようにアセンブリのパスを指定することもできます。


  <ItemGroup> 
    <Reference Include="Microsoft.Kinect">
      <HintPath>$(KINECTSDK10_DIR)Assemblies\Microsoft.Kinect.dll</HintPath>
    </Reference>
    <Reference Include="Microsoft.Kinect.Toolkit">
      <HintPath>$(KINECT_TOOLKIT_DIR)Assemblies\Microsoft.Kinect.Toolkit.dll</HintPath>
    </Reference>
    <Reference Include="System" />
    <Reference Include="System.Data" />
    (以下略)


この状態でビルドすれば、Kinect for Windows Developer Toolkit の DLL はローカルにコピーされます。
(Microsoft.Kinect.dll は GAC にあるためコピーされません。)

 

■ 非開発環境におけるセットアップ

本番用・配布用端末では SDK は不要で、Kinect for Windows Runtime v1.8 (約 100 MB) をインストールします。
これにより、Microsoft.Kinect.dll および Microsoft.Speech.dll が GAC に入ります。

なお、Kinect for Windows Runtime は Kinect for Windows SDK にも付属しており、次のパスに存在します。

%KINECTSDK10_DIR%Redist\KinectRuntime-v1.8-Setup.exe

 

■ Kinect for Xbox 360 の利用

Kinect for Xbox 360 と Kinect for Windows SDK の組合せは有効か、という点についてです。

この組合せは、開発環境 (Kinect for Windows SDK がインストールされた端末) で利用できます。
開発環境で利用できるといっても、Kinect for Xbox 360 に対する互換性がすべて保証されているわけではありません。

非開発環境 (Kinect Runtime のみがインストールされた端末) では利用できません。
KinectSensor.Status プロパティは通常は Connected ですが、非開発環境では DeviceNotSupported になります。

 

関連する記事

バージョン情報
Kinect for Windows, Kinect for Xbox 360
Kinect for Windows SDK 1.8
Visual Studio 2012

参照
Kinect for Windows (ハードウェア製品)
Kinect for Windows SDK v1.8
Kinect for Windows Developer Toolkit v1.8
Kinect for Windows Runtime v1.8

Downloads/Docs – Kinect for Windows Dev Center
Kinect for Windows SDK 1.8 (MSDN)
Setting Up a Kinect Sensor
Running a Kinect-enabled Application on a Non-Developer Machine
Running a Kinect-enabled Application on a Developer Machine

カテゴリー: 周辺機器. タグ: . 5 Comments »

コメント / トラックバック5件 to “Kinect for Windows SDK のセットアップ”

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