Surface Book で Kinect v2 が認識されない

ある時の Windows Update 以降、
Surface Book に Kinect v2 (Xbox One Kinect センサー) を USB で接続しても認識されなくなりました。

Kinect Sensor is not recognized on a Surface Book によると、
「Surface USB Hub Firmware Update driver」の変更が原因であるとしています。

また、この記事には回避策が載っています。以下ではその手順を実行した様子について書いていきます。
ただし、「問題調査中」とあり、これは一時的な措置のように見えます。

 

手順

[regedit] を実行してレジストリ エディターを起動します。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{36fc9e60-c465-11cf-8056-444553540000}

に移動します。

Kinect-v2-Firmware-1

[LowerFilters] をダブルクリックします。値の編集画面が現れます。
元の値は「SurfaceUsbHubFwUpdate」です。これを削除して空文字列にします。

Kinect-v2-Firmware-2

Kinect-v2-Firmware-3

[OK] をクリックすれば完了です。

Kinect-v2-Firmware-4

すぐに認識しない場合は、PC を再起動したり Kinect v2 の電源を入れ直せば認識されるはずです。

参照
Kinect Sensor is not recognized on a Surface Book

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メソッドチェーンでアスペクト指向プログラミング

透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (1) では、ログ出力やデータベース トランザクションなどの横断的関心事を、

public class NorthwindBusiness : MarshalByRefObject
{
    [TraceLog]
    [TransactionScope]
    public short SelectUnitsInStock()
    {
    }
}

のように、属性として記述することができました。
今回は属性を使わずに、LINQ と同様にメソッドチェーンを使って横断的関心事を記述してみます。

まず、戻り値を持つ (Func<TResult> に相当する) 処理を IProxyable<TResult> インターフェイスとして定義して、
後ろにメソッドチェーンを追加することで処理を上書きできるようにします。

これを実行すると出力は次のようになり、元の処理の前後に処理が追加されていることがわかります。

Before
Body
After

次に、戻り値を持たない (Action に相当する) 処理を表す IProxyable インターフェイスを、
IProxyable<TResult> インターフェイスの特別な場合とみなして継承させます。

あとは、ログ出力やデータベース トランザクションなどの横断的関心事を拡張メソッドとして作成すれば完成です。

実行結果です:

ProxyableConsole

 

使い道としては、

  • .NET で透過プロキシを使いたくないとき (処理速度を上げたい、など)
  • .NET の属性のような仕組みを持たない別のプラットフォーム

などの場合が考えられるでしょう。

前回:透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (2)

作成したサンプル
ProxyableConsole (GitHub)

バージョン情報
C# 7.0
.NET Framework 4.5

参照
アスペクト指向プログラミング

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透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (2)

前回の記事で、NorthwindBusiness クラスの透過プロキシを生成するときに、

var nw = CrossCuttingProxy.CreateProxy<NorthwindBusiness>();

というコードを記述していましたが、
MarshalByRefObject の代わりに ContextBoundObject クラスを継承させると、通常のコンストラクターを利用することができます。
ただし、クラスに属性を付ける必要があります。
次のように実装します。

以上で、

var nw = new NorthwindBusiness();

と記述できるようになりました。
なお、上記のコードには現れていませんが、
コンストラクターが呼び出されたときに、CrossCuttingProxy クラスの Invoke メソッドが呼び出されます。

 

前回:透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (1)
次回:メソッドチェーンでアスペクト指向プログラミング

作成したサンプル
CrossCuttingConsole (GitHub)

バージョン情報
C# 7.0
.NET Framework 4.5

参照
RealProxy クラス
アスペクト指向プログラミング (Wikipedia)

透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (1)

前回のインターフェイスに対する透過プロキシでは、RealProxy クラスを利用してインターフェイスに対する透過プロキシを生成し、
その実装クラスが存在していなくてもメソッドに処理を割り当てることができました。

改めて、透過プロキシ (transparent proxy) の主な特徴を整理すると次のようになります。

  • 対象となる型は、MarshalByRefObject を継承したクラス、またはインターフェイス
  • 各メンバーが呼び出されたときの挙動を上書きできる

今回は MarshalByRefObject を継承したクラスの既存の処理を透過プロキシで拡張して、
アスペクト指向プログラミング (AOP) を実践してみます。

一般的にアプリケーション設計においては、
ログ出力やデータベース トランザクションなど、いろいろなビジネス ロジックに共通する横断的関心事があります。
例えばデータベース トランザクションであれば、以前にファントム リードとその解決方法などで書いている通り、
ビジネス ロジックごとに TransactionScope に関する同じようなコードを繰り返し記述することになります。
この部分をアスペクト (側面) として分離し、属性として記述できるようにすることで再利用性を高めることを目指します。

まず次のコードで示す通り、RealProxy を継承した CrossCuttingProxy クラスと、アスペクトを表す属性を定義します。

ログ出力を表す TraceLogAttribute クラスとデータベース トランザクションを表す TransactionScopeAttribute クラスを用意し、
既存の処理の前後に割り込むようにしてそれぞれの処理を追加しています。

以上のようにすれば、ビジネス ロジックを次のように記述するだけで済むようになります。

実行結果です。ログが出力されています:

CrossCuttingConsole

 

前回:インターフェイスに対する透過プロキシ
次回:透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (2)

作成したサンプル
CrossCuttingConsole (GitHub)

バージョン情報
C# 7.0
.NET Framework 4.5

参照
RealProxy クラス
アスペクト指向プログラミング (Wikipedia)

インターフェイスに対する透過プロキシ

前回の DLR で名前付き引数を使うでは、メソッドに引数として「キーと値のペア」を渡す方法を考え、
動的言語ランタイム (DLR) を利用する方法を紹介しました。
しかし、同じ処理を複数の場所で呼び出す必要があるなど、再利用性を重視する場合は、
なるべく静的にシグネチャを解決する方法がよいでしょう。

そこで今回は、呼び出すサービスをインターフェイスとして定義し、透過プロキシ (transparent proxy) を利用してみます。
先にコードを示します。

このコードでは、RealProxy クラスを継承した HttpProxy<IService> クラスを作成しています。
RealProxy はプロキシの実体となるものであり、
その外層である透過プロキシを RealProxy.GetTransparentProxy メソッドで取得できます。

一方、利用する側の Program.cs では、ICgisService インターフェイスを定義しておきます。
その透過プロキシを生成すれば、ICgisService インターフェイスを実装するクラスが存在しなくてもメソッドを呼び出すことができ、
実体は HttpProxy<IService> クラスの Invoke メソッドとなります。

また、BaseUriAttribute クラスを定義しており、
呼び出される Web API のベースとなる URI を属性で指定できるようにしています。

WCF における契約プログラミングでは、クライアント側とサーバー側で同一のインターフェイスを利用し、
クライアント側からのアクセスを上記のように透過プロキシで実装する方法があります。
方法 : ChannelFactory を使用する にある通り、ChannelFactory.CreateChannel メソッドで透過プロキシを生成します。

前回:DLR で名前付き引数を使う
次回:透過プロキシでアスペクト指向プログラミング (1)

作成したサンプル
TransparentHttpConsole (GitHub)

バージョン情報
C# 7.0
.NET Framework 4.5

参照
RealProxy クラス
方法 : ChannelFactory を使用する

DLR で名前付き引数を使う

C# で、メソッドに引数として「キーと値のペア」を渡す方法を考えてみます。
例えば HTTP で GET でアクセスするときに URL でクエリ文字列を指定する場合が挙げられます。

よく使われているのは、メソッドの引数に Dictionary や匿名型オブジェクトを渡す方法かと思います。
以下の HttpHelper クラスのように実装します。
なお、WebClient クラスではクエリ文字列 (QueryString プロパティ) は NameValueCollection 型であるため、
受け取った情報を NameValueCollection 型に変換しています。

なお、ここでは題材として CGI’s 郵便番号検索 API を利用しています。

さて、動的言語ランタイム (DLR)名前付き引数を利用して、引数の情報を実行時に解決できないかと考えると、
次のような方法を思いつきます。

dynamic http = new DynamicHttpProxy();
var result = http.Get(Uri_Cgis_Xml, zn: "402", ver: 1);

実際、DynamicObject クラスを継承した DynamicHttpProxy クラスを次のように作れば可能です。

TryInvokeMember メソッドの中で、引数の名前は binder.CallInfo.ArgumentNames で取得できます。
ただし、引数の名前を指定せずに渡された分はここに含まれない (コレクションの長さが変わる) ため注意が必要です。

 

また、C# 7.0 で追加された ValueTuple を利用して、

var result = HttpHelper.Get(Uri_Cgis_Xml, (zn: "6050073"));

とする案もありましたが、

  • 要素が 1 つ以下の場合、タプル リテラルを記述できない
  • コンパイル後はフィールド名が残らないため、実行時に動的に取得できない

という制約により実現できませんでした。

次回:インターフェイスに対する透過プロキシ

作成したサンプル
DynamicHttpConsole (GitHub)

バージョン情報
C# 7.0
.NET Framework 4.5

参照
動的言語ランタイムの概要
名前付き引数と省略可能な引数
タプル – C# によるプログラミング入門

スティック PC をリモートで操作できるようにする

マウスコンピューターのスティック PC「MS-NH1-W10」を購入直後にセットアップしたときのメモです。
他の PC からリモートで接続できるように設定するところまでです。

スティックPC MS-NH1-W10
スティックPC MS-NH1-W10

搭載されている OS は Windows 10 Home です。
初回は USB 接続のキーボードまたはマウスが必要になります。ここではマウスのみで操作してみます。

 

OS 初期設定まで

初めて電源をオンにすると、OS の初期設定が始まります。

  • スティック PC 本体を電源、マウス、ディスプレイと接続する
  • 電源をオンにする
  • ネットワーク設定はスキップでよい
  • ユーザー名を入力する
    • 以降はパスワードの入力なしで OS を起動させるため、パスワードは設定しない
    • 入力にはスクリーン キーボードを利用

 

OS 起動後

OS が起動したら、まずは次のようなスクリーン キーボードを使えるようにします。

スクリーン キーボード

スクリーン キーボードを起動するには、[設定] → [簡単操作] → [キーボード] の画面で設定するか、
スタート メニューの [Windows 簡単操作] から選択します。

1-Keyboard-Settings

1-Keyboard-Start

 

スクリーン キーボードを使えるようになったら、コンピューター名 (PC 名) を変更して再起動します。

2-ComputerName

 

リモート接続

Windows 10 Home では、OS 標準のリモート デスクトップ接続を利用できません。
そこで、TeamViewer などを利用してリモート接続できるようにします。

  • ネットワークに接続 (ワイヤレス LAN)
  • TeamViewer を検索してダウンロード
  • TeamViewer をインストールしてリモート接続設定

以上の設定ができれば、このスティック PC に他の PC からリモート接続できるようになり、
これ以降、USB 接続のマウスは不要となります。